【2016年まとめ】パチンコホール企業売上ランキング

スポンサーリンク
マルハン
LINEで送る

2016年度パチンコホール売上ランキングをまとめました。

パチンコホールの売上トップは断トツでマルハン。売上1兆8,988億円と巨大で、パチンコ以外の業種と比較するならば、対象は九州電力1兆8,356億円(2016/3)やファーストリテイリング(ユニクロ)1兆7,846億円(2016/8)、リクルート1兆5,886億円(2016/3)など日本人なら誰もが知っている企業ばかり。売上は社会的影響の大きさとも言えます。

パチンコホールはダイナムとニラク以外上場していませんが、新卒採用をしている会社が多く、ほとんどの企業が会社情報を公開していますので、調べた情報を基に売上をランキング形式でまとめてみました(対象は売上1,000億円を超える企業になります)

パチンコホールもパチンコ以外のビジネスを手掛け、それが売上に含まれていますが、パチンコホールの売上と比べると微々たるもので、本業のパチンコを上回って別ビジネスをしている会社はありませんので、売上=パチンコという概念でまとめています。

パチンコホールランキング

企業名 店数 売上(億円) 決算期
1 マルハン 321 18,988 2016/3
2 ダイナム 444 8,448 2016/3
3 ガイア 167 3,478 2015/5

この3強はいつからなのでしょう。2トップはマルハンとダイナムで、1位はマルハンが独走という状態も長らく続いています。マルハン、ダイナムのグランドオープンが多いのはいつものことですが、最近はガイアも積極出店中なのが今までとは違うところ。しばらくはこの3強状態が続きそうです。

4 延田エンタープライズ 74 3,152 2016/2
5 タイラベストビート 39 2,741 2015/7
6 アンダーツリーグループ 109 2,508 2016/9

延田エンタープライズ(123)の4位も長らく続いているような気がします。タイラベストビート(ワンダーランド)1店舗あたりの売上の高さには目を見張るものがありますが、やはり注目なのはアンダーツリーグループ(キコーナ)。金馬車と神友商事の吸収、それに加えて本体の新規出店戦略で大きく順位を伸ばして見事6位にランクイン。

7 NEXUS 40 2,486 2016/6
8 成通 34 2,388 2015
9 一六商事 58 2,289 2015/12

NEXUS(ディーステーション)は7位で伸び盛りのアンダーツリーグループとの順位争い、というかアンダーツリーに抜かれた形。6位ランクインへの壁は高そうです。成通(ハリウッド)は最近動きないですね。周りの企業と比較すると伸びは無さそうで来年は順位を下げるかも?一六商事(MGM)は去年3店舗グランドオープン(八街榎戸店を入れると4店舗)。今年1月には1年越しのMGM守谷バイパス店がグランドオープンする予定ですので、更なる売上の上積みはあります。

10 マタハリー 27 2,200 2015/3
11 善都 23 2,199 2015/12
12 浜友観光 27 2,030 2015/12
13 オザム 45 1,881 2016/3
14 ABC 39 1,852 2016/3
15 日拓リアルエステート 21 1,745 2015/12

マタハリー(PIA)の順位がちょっと高い気がしますけど、パチンコ以外の売上が結構大きいのでしょうかね。パチンコの売上だけなら善都(ZENT)の方が上かも。浜友観光(楽園)は2015/11/22にグランドオープンした楽園なんば店の1周年記念日には3,000人が並んだらしいですね。この企業の営業ポテンシャルは末恐ろしいものがあります。次なるグランドオープンは公表されていませんが、近い将来TOP10に食い込む可能性が高い注目企業です。

ABCは昨年末にABC豊川店(853台)をグランドオープンさせているので来年オザムを抜く可能性もありますが、オザムは西東京でグランドオープン案件があるらしいです。日拓リアルエステート(エスパス)はあまり動きありませんね。ただ、日拓の無双状態によって近隣パチンコホールが撤退している(渋谷のマルハンとか、赤坂のオリパサも今年撤退)ので、ある意味盤石でしょう。

16 安田屋 28 1,678 2015/3
17 ニラク 56 1,588 2016/3
18 セントラル 18 1,550 2015/12
19 キング観光 24 1,530 2015/12
20 パラッツォ 36 1,442 2016/3

ここでは安田屋(やすだ)、セントラル(コンコルド)、キング観光など、1店舗あたりの売上が高い企業がランクイン。この3社の中ではセントラルのみが去年出店しています。ニラクは去年4月にニラク福島太平寺店をグランドオープン。今後も年1店舗ペースでしょうか。計画通りでしょうが、順位は来年もこのあたりかと思います。

パラッツォの動向も気になるところ。新台低貸専門大型店というニュースタイルで全国展開中ですが、今年は関東首都圏で複数店舗グランドオープンさせるという話。低貸営業なので売上が立ち辛いですが箱が大きいですからね。より上の順位が目指せる企業です。

企業名 店数 売上(億円) 決算期
21 新和 21 1,375 2015/10
22 合田観光商事 37 1,358 2015/12
23 ユーコー 29 1,338 2015/11
24 オータグループ 47 1,301 2016/3
25 カクタ 18 1,300 2015/9
26 平成観光 18 1,284 2016/3
27 新日邦 32 1,263 2016
28 ベガスベガス 29 1,251 2015/3
29 日本オカダエンタープライズ 14 1,200 2015/12
30 平川商事 22 1,170 2016/12

平成観光とベガスベガスは去年新店をグランドオープン、オータグループは今年1月に埼玉県志木市にグランドオープン予定。この3社の順位は上がって行くと見えます。その他の新和(ハッピー)、合田観光商事(ひまわり)、ユーコー(ユーコーラッキー)、などの地方大手勢は地元で堅実に地盤強化中?このクラスは大幅なランクアップはないと思いますが、21~30位内での順位変動は結構あるかも。

企業名 店数 売上(億円) 決算期
31 ジョイパック 26 1,155 2016/9
32 正栄プロジェクト 38 1,114 2015/3
32 岩下兄弟 25 1,114 2015/12
34 三宝商事 25 1,100 2015/11
35 ピーアーク 36 1,095 2016/3
36 東和産業 26 1,068 2016/4
37 遊楽 30 1,010 2015/9
38 慶尚 25 1,007 2016/2
39 松原興産 36 1,000  

正栄プロジェクト(イーグル)は、秋田県のスーパートゥデイ5店舗をグループ化したこともあり、次回はより上位になると予想されますが、この買収をHPでは公表していないので、今後売上を連結するか分からん。昨年末に2店舗グランドオープンさせた遊楽も注目企業で次回は上位確実。

まとめ

1,000億円を超える企業は39社でしたが次はもっと減る可能性が高そう。今回はランキング外だったけど次回入ってきそうな会社は宮城タイガーを買収した福島ダイエーくらいかなと。1,000億円越えが50社、60社と増えることを祈りつつ、本年も宜しくお願いします。